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システムエンジニアリング

C#: partialクラスと拡張メソッドの違いと用途

ダイジェスト C#では、既存クラスに独自メソッドを追加する方法として、partialクラス(部分クラス)を使用する方法と、拡張メソッドを使用する方法があります。ここでは両者の特徴・用途や違いについて説明します。 partialクラスに類似するものとして「partialメソッド(部分メソッド)」がありますが、用途が異なるのでここでは割愛します。 観点 partialクラスのメソッド 拡張メソッド 特 […]

C#: 動的なプロパティアクセスの実装方式案と性能評価

想定する処理要件 選択値に応じて異なる値を表示する画面、出力項目のカスタマイズが可能なCSVファイル生成機能、等の業務機能を想定しています。 このような機能では、DB等のデータストアから取得したデータをエンティティに格納し、特定のプロパティの値に応じて別のプロパティの値を取得するような設計・実装を行う場合があります。 ここでは、このような特定のプロパティ値に基づいて別のプロパティ値を取得する方式を […]

Visual Studio 2022のメモリ使用量診断ツールの使い方

はじめに Visual Studio 2022にはアプリケーションの問題を診断するためのプロファイリングツールが付属しています。ここでは、プロファイリングツールに含まれるメモリ使用量を調査するためのツールを紹介します。 使用環境は次の通りです。 OS Windows 10(64ビット) IDE Microsoft Visual Studio Community 2022(17.6.0) 言語 C# […]

Excel VBAでJSONを自動生成(フラット定義版)

はじめに シートに定義したフィールド名・型や値に基づいてJSONを生成するExcel VBAマクロを紹介します。 フィールド名は、”field1:field1-1:field1-1-1″等のように単一値でフラットに定義する想定です。(階層の区切り文字は既定で”:”としています。) 動作確認した環境は次の通りです。 OS Windows 10(64ビッ […]

認証・認可に使用できるクライアント証明書のフィールド

証明書のフィールド 証明書の仕様はRFC5280で定義されています。 1988年にITUが公開鍵基盤(PKI)をX.509として規格化しました。このPKIの一部として証明書も規格化されました。 インターネットで使用されるサーバ証明書やクライアント証明書はX.509証明書と呼ばれます。 今日ではバージョン3が使用されており、その内容はIETFのRFC 5280として公開されています。 証明書の内容の […]

X.509証明書のエラー原因と対応方法

はじめに サーバ証明書、クライアント証明書等のX.509証明書を作成する際に経験したエラーの原因と対応例の紹介です。 Windows環境で証明書を確認した際の「証明書の状態エラー」、ブラウザ(Chrome)でWebページにアクセスした際に表示される「ブラウザのエラー」に分けて紹介します。 サーバ証明書、クライアント証明書の作成例はこちらで紹介しています。 ここでは、Windows環境で証明書を作成 […]

X.509証明書仕様(RFC5280)でのOIDの読み方

OIDとASN.1 X.509証明書はRFC5280で定義されており、証明書を作成する際に使用するOIDもこの中で定義されています。 例えば、拡張キー使用法(EKU)の記載を探すために、RFC5280を”2.5.29.37″で検索しても見つかりません。OIDの定義は後述のようにASN.1という形式で定義されており、単純な番号の羅列では定義されていないためです。 拡張キー使用 […]

クライアント証明書を使った認証・認可方式

はじめに 利用ユーザに対して「マインバー操作」や「ユーザアカウント管理」などの重要な機能を提供する業務システムでは、そのような機能へのアクセスを制限する必要があり、その実現方式の一つとしてクライアント証明書を使う方法が考えられます。ここでは、典型的な業務システム(Webアプリ)を例題とした、クライアント証明書による認証・認可機能の実現方式について説明します。 パスワード認証や2要素認証などによるユ […]

ExcelをCSV, SQL文, JSONに簡単変換(VBA)

はじめに 業務作業の中で、リストやCSV、Excelのデータを要件に基づいて大量に変換したい場合があります。ここでは、可能な限り簡単にデータの変換を行うためのExcel VBAのサンプルを紹介します。 ここで紹介するサンプルは、ちょっとした業務作業の効率化のために簡単に変更して使えることを目標にしており、可能な限り短く分かりやすいコードにしています。業務要件で求められるようなエラーハンドリング等の […]

C#でのUTF-8 BOMの処理仕様

UTF8/UTF-16/UTF-32等のUnicode系の符号化でBOMを使用することができますが、ここでは主にUTF-8を前提としたBOM処理について説明します。 ダイジェスト UTF-8ファイル(BOMあり/なし)に対して正常に処理できるクラス・メソッドの例を次に示します。 処理 処理対象のUTF-8ファイル BOMなし BOMあり ファイル読取り File.ReadAllText()Stre […]