伊豆大島のトウシキキャンプ場

2019年9月1日(日)にトウシキキャンプ場(トウシキ野営場)に行ってきました。

2019年9月の台風15号で設備が被害にあっており、現状と異なる場合があります。

キャンプ場の概要

伊豆大島にはキャンプ場が2つありますが、その一つです。
東京都伊豆大島町が管理しており、設備の利用やテントの設営等、全て無料で利用できます。

キャンプ場は島の南側にあり、海に面した崖の上にあります。
周りは林で囲まれており、広大な芝生が広がっています。

注意点

  • ホームページからの申し込みor電話での予約が必要です。私がホームページから申し込みしようした際はエラーでできなかったので電話で予約しました。
  • 予約では、場所の指定はできないので早いもの勝ちです。とはいえ、芝生のエリアはとても広く、テントを設営できない、ということはないそうです。夏場で木陰を確保したい場合は、場所が限られるので早めに到着することをお薦めします。
  • キャンプ場には管理人はおらず、売店や自動販売機もありませんので、食料は持ち込む必要があります。
  • 少々歩けば自動販売機やスーパーがありますが品が限られたり、営業時間が短いので注意する必要があります。早朝、遅い時間に食料や飲料を調達したい場合、少々歩いた所に24時間営業の自動販売機ストアの「メルシー」があります。近くの高校生も利用するそうでお酒は置いていないそうですが、カップ麺、お菓子、ドリンクを購入できます。
  • 豊富な品を求めるなら元町港近くにある「スーパーベニヤ」がお薦めです。(肉、野菜、インスタント食品、ドリンク等もあり、関東圏のスーパー並みの品ぞろえです!)
  • シャワーがありますが、海水浴利用者が使う前提のようで、仕切り・目隠しがなく、冷水しかでません。暖かいシャワーやお風呂を期待するなら、元町港の近くにある「愛らんどセンター 御神火温泉」がお薦めです。
  • 天候がくずれた場合や夜・朝になると海からの風がとても強くなります。テントの風対策(出入口の向きの考慮、しっかりペグダウンする等)や、持ち物やごみが飛ばされないようテントに収納する等の対策が必要です。
  • 天候によって砂が舞います。テントのメッシュを通り抜けて砂だらけになる場合があるので、メッシュを閉じたり、スカートを降ろして外出することをお薦めします。
  • テーブルや芝生での直火や焚火は禁止。
  • 場内への車両の進入は禁止。(キャンプ場の前にちゃんと駐車場はありますが、場内に進入禁止。)
  • ごみは場内に捨てられます。
  • 場内に電源はありません。モバイルバッテリーとUSB2ポート以上の充電器を持っていくことをお薦めします。行く先々のお店で、スマホやモバイルバッテリーを同時に充電できるようにするため。前述の「愛らんどセンター 御神火温泉」では、休憩所にコンセントがあるのでそこで充電できます。
  • 場内には鏡がないので、鏡を使いたい人は持参した方が良いと思います。私はコンタクトレンズのユーザですが、装着に鏡を使いたかったため。
  • 芝生の方が分かりませんが、林の方やトイレに蟻がたくさんいました。海沿いのためか、ムカデもいたので注意してください。テントで靴を履く前に、念のため、靴を逆さにトントンした方がいいかも…
  • 9月に入っても蚊がいました。
  • 島内にはマムシ(毒あり)が出るそうです。マムシは見ませんでしたが、サイクリング中に黒いヘビ(カラスヘビと思われる。)を見かけました…

予約の混雑状況

  • 何度か予約時に確認しましたが、8月の平日では、2~3組程度の予約しかなく、あまり混んでいないようです。
  • 土日や連休はもう少し混むようで、団体の予約が入ったりすると数十人に膨れ上がるようです。
  • 結局の所、キャンプ場の収容キャパが大きいのと、場所どりは当日の早い者勝ちなので、どれだけ事前に予約するかは重要ではありません。最悪の場合、前日に連絡しておけば問題ありません。

アクセス方法

大島の南側の海沿いにあり、元町から波浮港(ぶなみなと)へ行く途中にあります。

  • 車の場合:
    「トウシキキャンプ場」、または海洋国際高校の手前なので「海洋国際高校」を目指す。
    マップコードを入力できる場合は786 052 330*06を入力する。
    住所入力の場合は「〒100-0211 東京都大島町差木地字 クダッチ」が近辺。
  • バスの場合:
    元町港で波浮港行き(波浮港ライン)のバスに乗り「海洋国際高校前」バス停下車、そこから歩いて5分程。(岡田港や三原山等から向かう場合は一旦、元町港で乗り換える必要あり。)
  • 臨時バスの場合:
    大型客船で早朝に着いた場合は到着港(岡田港or元町港)から臨時バスが出ます。この臨時バスで「波浮港経由陸上競技場」行きに乗れば、到着港から乗り換え不要で「海洋国際高校前」まで行けます。(自分の場合、岡田港から海洋国際高校前まで約20分程で到着でした。)
  • 自転車の場合:
    元町港から向かう場合、アップダウンがあってハードですが1時間くらいで行けます。
    (たまにジョギングする程度の40後半男の体力前提ですので、若い人はもっと早いかも。)

「海洋国際高校」バス停とトウシキキャンプ場の位置関係は次の通りです。
元町方向からきたバスで「海洋国際高校」バス停に降りた場合、元町方向に20~30m道を戻った所にトウシキキャンプ場入口の小さな看板があるのでそこを曲がります。

施設・設備

トウシキキャンプ場内のマップは次の通りです。

洗い場

(すいません、写真撮るの忘れました…)

かまど

屋根付きのかまどです。
ここ以外にも、場内の所々にカマド(屋根なし)があります。

ゴミ捨て場

生ごみ、燃えるゴミ(プラスチック含む)、ビン、カン、ペットボトル、金属を捨てられます。

トイレ・シャワー

場内に一カ所だけです。男子トイレは小2、大1(和式)でした。
男子トイレの裏側がシャワー浴びられるようになっています。
ん~汚いなぁと思った日の夕方には綺麗に掃除されていました。定期的に掃除に入っているようです。

休憩舎

休憩できるようになっていますが、若干ゴミが散らかっていました。
天候が荒れた場合等は、この休憩舎の中にテントを移動して退避する人もいるようです。

林(木陰)

芝生ではありませんが、木陰にテントを設営できます、が、蟻が多い…
朝早すぎると日が出ておらず、どこが影になるか分からないので、日が出てから多少の場所調整が必要かもしれません。

結構石がごろごろしているのでペグ打ち用や、ペグ抜け防止の重しに使えます。次回行く際は、ペグハンマーは持っていかないつもりです。
木に引掛けられるところが多いので、乾かす際に重宝します。

その他

トウシキ遊泳場

キャンプ場の南に向かう細い道を辿って林道を抜けると、10分程でトウシキ遊泳場に着きます。
海岸の近くまでは車で来れるようで、ダイビングする人たちの車がありました。
海岸は多数の溶岩で囲まれており、溶岩を乗り越えないと海に入れない感じでした。地元の人たちはどうやって海に入るのだろうか?
転んだりしたら血まみれになりそうな岩肌で、マリンシューズが必要です。小さい子には危ないので親の同伴が必要ですかね。

夜のトウシキキャンプ場

夜のトウシキキャンプ場の雰囲気です。
キャンプ場の周りには何もないので、場内の設備の照明以外は何も見えませんでしたが、星が綺麗でした。