伊豆大島を自転車で一周した体験

伊豆大島はサイクリングの聖地、ということでサイクリングしてみたい!と考えました。
ただし、自分の場合、自転車素人だし、走り切れるのかどうか心配でした。そんな人のための記事になっています。

概要

伊豆大島の旅行二日目は自転車で伊豆大島を一周しました。
到着初日については、三原山や山頂口からのサイクリングをしました。もしご興味があればこちらをご覧ください。

  • たまにの土日に軽くジョギングする程度で、日頃運動せず自転車に乗る習慣のない、お腹がちょっと出ている40才超えのサラリーマン、という素人前提の内容になります。
  • 下記でお借りした自転車を使いました。自転車の種類でいうと、ハンドルがまっすぐになっているクロスバイクというやつです。
  • 元町港から一周します。自転車屋さんのお話では、早いと2~3時間、かなりゆっくり走っても6時間くらいで一周できるとのこと。私の場合、大島一周道路コード外コースを走ったり、都度写真撮るために止まる、坂道は手押し、暑いのと疲れで休憩多し、な感じでしたが6時間くらいかかりました。
  • 島の南東側(大島公園から波浮港までの裏砂漠近辺)は山になっており、お店や自動販売機がなく、携帯の電波も入りづらいです。この区間前後の大島公園や波浮港で、トイレを済ませ、食料・飲料の調達をお薦めします。
  • この区間はかなり登りますが、その分下りでスピードが出ます。車とすれ違うことはほとんどなく、過去やったことのないくらいスピードを出して気持ちよく走れました。子供だとちょっと危ないかぁと思いました。
  • 当日は2019年9月2日(月)で、雲がなくとても暑い日(32度程)で水分補給が欠かせない状況でした。島で最大級のスーパーである紅屋さんで必要なものはほとんど入手できると思います。
  • 島を一周して元町港に戻ってきたら、元町 浜の湯愛ランドセンター御神火温泉に入ってさっぱりできます。着替え、タオル、手ぬぐい等をお忘れずに。
  • 大きな荷物がある場合は、元町港船客待合所の目の前にある大島観光案内センターにて有料で荷物を預かってもらえます。
  • 楽しかったけど、私にはかなりきつい運動でした。私は無理目が好きなので良いのですが、同じように素人さんと一緒にやるならパワーアシスト付きの自転車をお薦めするかもしれません。
  • 伊豆大島への行き方はこちらをご覧ください。
    NDW

    こずかい生活の私が、いかに安く伊豆大島に行くかを検討してみました。 私は埼玉に住んでいるので出発地は東京を前提として説明…

  • その他の参考情報です。

走行コース

元町港から時計回りでサンセットパームラインコース+大島一周道路コースを走りました。
だらだらしてたら紅屋を出たのが12:00程、そこから一周して元町港に着いたのは結局18:00程でした。
18:00になると島内バスが終わっていて、だいぶ困りました、あはは…

紅屋で準備

紅屋で行動食と飲み物を購入する。

  • 行動食:「ミニようかん」を数本、塩分チャージタブレット
  • 飲み物1:スポーツドリンク500ml+2L
    (出費を抑えるため。都度買った方が冷たいものを飲めるが、自販が少ないため詰め替えを選択。)
  • 飲み物2:水500ml
    (手洗いや怪我のための予備。後半では頭や体にかけて使ってました、気持ち良かった!)

[12:00-13:25] サンセットパームラインコース(元町港~岡田港)

元町港待合所そばから海沿いに北に進みます。
海沿いに赤く舗装された自転車用道路があるので、それに沿って進みます。
穏やかな上り下りで、私でも走りやすいです。
しばらく走ると赤岩に囲まれた「夕日の丘 赤禿」に到着です。
来た道を振り返るとPhoto Spotの看板が出てて、いい景色です。
ここら辺から野田浜までの自転車道路がボコボコに荒れてました、スピード出すとちょっと危ない。
しばらく走ると野田浜です。ダイビングの方々が集まっていました。
途中、海岸に降りられますが、岩だらけで遊ぶにはちょっと厳しい。
私の場合、野田浜の先に続く細い道を進んだのですが、この先何もありません…
(折り返して空港経由で大島一周道路コースに戻るべきでした。)
そして自転車のチェーンが外れる…あせって自転車をお借りしたお店に電話しましたが、お店の方が言う通りに簡単に直せました。

[13:25-14:25] 大島一周道路コース(岡田港、泉津近辺)

野田浜から入った山奥をなんとか抜けて、大島一周道路コースに戻る。
大島一周道路コースには、所々にトイレ休憩の場所がある。トイレに入り、顔を洗ったりリフレッシュ。
途中で見つけた岡田港に続く立派なトンネル、これは自転車は通行禁止でした。
ちょっと岡田港方向に降りてみたのですが、民家ばかりで良い景色を期待できなそうだったので、大島一周道路コースに戻って、南に向かって進みます。
気持ちよく大島一周道路コースを進んで気づいたのですが、泉津の切通し、波治加麻神社を完全に通り過ぎてました!!道路が綺麗に整備されてて、気持ち良くスルーしてしまった…これらの観光情報はこちらを参考のこと。
泉津の切通しを通るためには、泉津の近辺で大島一周道路コースと並走する椿トンネルを通る必要があります。時計回り、反時計回りのどちらからでも小さ目ですが「椿トンネル」という標識があるので、それを目印にしてください。
波治加麻神社に関しては、目印がないので泉津近辺に来たらGPS地図頼りですかね…

[14:25-16:10] 大島一周道路コース(大島公園、裏砂漠近辺)

大島公園から波浮港までの間の裏砂漠区間は、お店や自販、民家すらなく、携帯の電波も入りづらいので、この辺で準備します。自分の場合、道沿いにある椿資料館で休憩しました。売店もあるので軽食も可能です。もう少し奥に進んで、大島公園に入ってもいいかもしれません。
時間に余裕があれば、大島公園海岸遊歩道にも行きたかった。
この区間はあまり景色が良い所はなく、ひたすら山を登る感じ、辛い…途中、三原山への「テキサスハイキングコース」、裏砂漠に抜ける「月と砂漠ライン」、大島にある2つのキャンプ場の一つである「海のふるさと村」があります。
ただ、この区間を抜けた時に広がる海が超気持ち良かった!

[16:10-17:00] 大島一周道路コース(筆島、波浮港近辺)

私的には一番好きな区間です、一面に海が広がり、筆島やオタア・ジュリアの十字架、文学の散歩道、波浮港でのコロッケやデザート等…
みはらし休憩所で、アイスを買って食べる。空のペットボトルに水を入れさせて頂きました。お店のおじさんから、「元町港まであと1時間だよ。」とのことで、また頑張ります。

[17:00-18:10] 大島一周道路コース(波浮港から元町港)

バウムクーヘンを何度も見ているので割愛…夕日がきれいでした。
昼に2Lあったスポーツドリンクはほとんどなくなりました、ちょっと飲みすぎかもしれません。

走行後のお風呂

夕日の露天風呂に入りたく「浜の湯」を考えていたのですが…実際には疲れ切って汗まみれ…
浜の湯さんはどちらかというと水着着用の温水プールという感じなので、がっつり体を洗ってお風呂に入れる「愛らんどセンター 御神火温泉」に変更しました。(浜の湯は終わりの時間が早い、ということもあります。)
温泉を出て、愛らんどセンター内の休憩所でラーメンとビールでした。お店の人に許可を貰って、モバイルバッテリーの充電も行いました。(コンセントがいっぱいあるわけではないので注意。)

反省

  • 出発が遅すぎた。波浮港でもう少し落ち着いて散策できたら良かった。スキップしてしまった泉津の切通しや波治加麻神社のことを考えると、もっと早く出発が必要である。
  • 泉津の切通しや波治加麻神社をスキップしてしまった。予習が必要でした。
  • 大島公園や大島公園海岸遊歩道、月と砂漠ラインからの裏砂漠等に行ってみたかったが、これらは徒歩で時間がかかり体力も消耗するので、別途レンタカーで来るのが正解かな。
  • スポーツ好きな友人には同様のサイクリングをお薦めできるが、そうでない人にはハードかな。ゆっくり楽に回るなら、パワーアシスト付きの自転車、レンタルバイク、レンタカーが良い。
  • サンセットパームラインというだけあって、夕方にここに来れるよう、反時計回りの計画の方が良かった。
  • 自分はバス前提での行動だったが、出発時間の遅れが到着時間の遅れにつながり、トウシキキャンプ場への終バスが終わってしまった。帰りが大変で余計な出費になってしまった。
  • 気が付いたお尻が痛い…自転車を乗る人はご存じのようですが股ずれ、尻ずれというのがあります。お尻が円状に擦れてジュクジュクします…傷口を乾燥させるために、しばらお尻を出して寝る羽目になりました。