ASP.NET Core: Remote属性の過剰なHTTP要求を抑制

Remote属性は入力欄に対する文字入力やフォーカスが外れたタイミングで、サーバ側検証ロジックを実行できます。例えば、登録対象となるユーザIDが既に実在しないかの検証等、サーバ側でしか検証が難しい場合に有効です。

しかしながら、ユーザが文字を入力する度にサーバ側検証が実行(HTTP要求が発行)されるため、場合によってはネットワークやサーバの過剰な負荷になる可能性があります。
サーバ検証の呼び出しはキーアップイベントに紐づいているため、次のようにキーアップイベントを上書きすることで無効にできます。
(入力欄からフォーカスが外れた場合のみサーバ検証が実行されるようになる。)

なお、フォームのサブミット時にRequired属性等のサーバ側の検証ロジックは自動的に実行されますが、Remote属性で指定した検証ロジックは実行されません。そのためサーバ側処理(コントローラ等)で明示的にRemote属性に対応するサーバ側検証ロジックを実行する必要があります。